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お正月に流れるプラーナ
プラーナとはサンスクリット語ですが、意味はわかりやすくいうと「気」
ヨガはこのプラーナ、生命気を高めることにとても有効です。
ヨガのポーズ、呼吸法、瞑想に限らず、普段丁寧に部屋の掃除をしたり、自然豊かな場所に出かけたり、またプラーナが整った人に会うことでもプラーナを高め質を良くすることができます。
プラーナが高まり充実すると、健康になり外見が輝いてくることはもちろん解放感、幸せ感が増し清々しい気持ちになり、前向きな心になり行動も変化していきます。
そして自分のプラーナを充実させることで周りにも良い波動が生じて出会う人や自分を成長させるチャンスにも恵まれていきます。
私事ですが、今年の正月は日本で静かに過ごしました。
夫の里であるオーストラリアで過ごす正月とは違いやはり日本人にとってあの正月の空気はなんとも心地良いものですね。オーストラリアではまた違いますがそれに似た空気がクリスマスに感じられます。
新年を迎える準備として一年のちり埃を払い大掃除をし、お飾りを準備し、集まる家族のためにご馳走のこしらえをして。
大晦日まではばたばたとした空気ですが除夜の鐘がなり、初日の出に手を合わせる元旦になると一気に静けさがおとずれるように感じます。
今年は元旦の夕方にウォーキングに出かけました。
通りはいつもと違って人通りも少なく、どの家にも玄関にはしめ飾り、立派な門松も時々見かけます。元旦独特の静かな空気が心地よくて。これはオーストラリアでは決して味わえない空気。
大晦日までは一年の汚れを落とす様々な清めの風習、そして年が明けたら年神様を迎え入れてお祝いし、たくさんの幸せを授けてもらうための様々な風習が見られます。
車のナンバーも他府県の見慣れないものを見ると里帰りかな、とか想像してちょっと気持ちがほっこりしたり。
三世代、四世代が集いお出かけされている光景も心が和みます。
日本の正月は一年の中でもとても良いプラーナが流れる時かもしれませんね。正月の祝い方も多様になりましたが、少なくとも昔ながらの風習に則った正月の事ですが。パーティーパーティーした年越しはここではちょっとおいておきますね。
多くの人が新年心新たに目標を立てたり、家族と笑顔で過ごしたり、美味しい特別な料理を丁寧に味わったり。
この正月のきりりとした空気、人が交わるあたたかさはまさに良いプラーナなのでは?
今年はあらためてしんみりと日本の正月を味わい、その良さに気づきました。
プラーナは常に変化しているもので、身をおく環境や状況、どんな人と交わるか、自分が何を食べるか、何を考えるか、どう行動するかによっても変わります。
ヨガをすることは、日々のプラーナを補充し、高めるのには最適な方法。
一年のはじまりに芽生える新鮮で清々しい、そして優しい気持ちはプラーナが良い証。これを維持するためにもぜひヨガをひとつの方法としてお役立てください。
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