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果てしなく広がるインド洋
悩んでいる人には綺麗な景色を見せてあげたいな〜っていつも思います。苦しいことや悩み、心の内を教えてくれる人には何か助けになることを言ったりしてあげたいものだけど頭で考えることをいったんやめてちょっと日常より広がりのある景色でも見ることをおすすめしたいな、といつも思っています。悩んでいるときや苦しんでいるとき、悲しみに打ちひしがれているとき、自分を責めたり、暗い未来しか見えないときというのは決まって眉間にシワがよってたり、筋肉がこわばってたり、口元がへの字になってたりね。ぎゅーっといろんな感情がそんなところに現れている。ヨガインストラクターとしてもちろんヨガをしてみたら?ということも言えるけど1回のヨガで悟りをひらいて悩みがなくなちゃうことはないし、ヨガの智慧はいつも誰にでも気づきのチャンスを与えてくれているわけだけどもそこにあってもいつもその光が見え癒されるわけでもない。
ぎゅーっと怖い悲しい顔になっちゃうように、問題は肉体も心も縮小状態。意識が悩みの種と悩みそのものにぎゅーっと集まってるのとそれにも気づきにくくなっている。それを拡大していくことが心理的にも余裕をつくって頭でいろいろ考えずインスタントに楽になる方法ではないかなと思います。
その一番簡単な方法が日常生活よりもやや広がりのある景色を見ること。考えなくても簡単に意識のひろがりをつくることができそれは自動的にこころへの癒しにアクセスします。
景色のいいレストランでランチを食べる。
山の上のホテルでお茶する。
海辺までドライブに行く。
ボートに乗って島を渡る。
ハンモックに寝転がって空を見る。
山登りの頂上でおにぎりを食べる。
そんな感じで広がりのある景色、プラス自然が感じられるともっといいよね。
あとは意識が縮小状態でいろいろ悩んでいるときって感性が鈍くなりやすくて満たされていない、私には足りないものだらけ、となってしまう傾向にあると思いますが自然の美しさに触れると感性が蘇り、いろんなことに感謝したくなる。自然から与えられているものだけで実は満たされるんだなって。
上に書いたようなどこか景色の広がりのある場所にすぐにでかけなくても意識拡大ができるのがヨガなんですよね。肉体を使って縮んだところを単に伸ばしていくこともそうだし、努力によって自分の限界につきあっていく意識状態もそうだし、呼吸の流れの拡大を意識できる呼吸法もそうだし、マントラで声の広がりを楽しむこともそうだし、もちろん瞑想によって自分の偏った考えに気づいて認知を変えていくこともそうだし、まぁほんとうまくできてますよ、ヨガ行法って。
悩みは自分のちっちゃな頭で考えずに、高次の何かに預ける余裕をもつ。
この考え方私はとっても好きです。
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