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人生を変える黄金の8時間?!

今日は雪降る祝日。
朝のクラスを終えて、今日は一息つく前になかなか手がつかないブログを書こう、とパソコンに向かっています。

タイトルの人生を変える黄金の8時間。勝手に私がそう呼んでいましてちょっと大げさですが・・・
その8時間について今日は独り言のようにブログを書いてみたいと思います。

一般的な大人のスケジュールとして、
9時から17時まで仕事をしたとして約8時間労働。
睡眠時間平均8時間。
合計16時間は基本的にこのように使うとし、全員平等に与えられた24時間からマイナスすると残りは8時間となります。

もちろん、家事、家族のお世話、地域に関わる仕事、学校に関わる仕事、様々な活動、残業、お付き合い。
など、やらなければいけないことはたくさんあると思います。
単純に就労時間8時間と睡眠8時間だけで計算はできないことは承知ですが、なんとかなる時間は多く見積もって1日に8時間もある、とは驚きではありませんか?このなんとかなりそうな自分の意思次第でデザインできる8時間、それを私は人生を変える黄金の8時間と呼んでいます。

話は私の20代に戻ります。
私はお勤め時代(美容師)に、毎日の長時間労働に嫌気がさし、ストレス度はかなり高い数値を毎日保っていました。
休日もろくに休むことができない見習い、修行時代なんてひどいものです。

人間、苦しい辛い状況にいると色々考えて閃くものですね。

この時に私は自分の未来を考えました。このままこの生活を続けていくとしたら・・・
まずは自分の休日を、一生分計算してみることにしました。

60歳まで今のペースで働くと仮定して・・・
意外にも簡単に計算してしまうことができる、リタイアまでの休日日数。
かなりショックでした。私の一生分の休日を容易に数えてしまえること自体に。
しかも、自分も家族も健康であることが前提ですから、自分にしろ家族にしろ病気や怪我、天災、事故に見舞われてしまったならそんな限られた時間までもが大幅に削られることになるのです。

20代半ば、残された時間はそんなに多くない、そう気づいてしまった時でした。

私が生き生きとやりたいことをする、会いたい人と会う、自分らしく過ごす、行きたいところに行く、
それをやるには到底足りない、と感じる時間だったのです。

そして、実家を出てから毎日当たり前のように一緒に過ごしていた両親にこれから会えるであろう回数まで数えてしまいました。
(大体このぐらいまでは生きてくれるだろうという予想と、自分も生きているという想定で)
それがまためちゃくちゃ少ない回数なのです。数字にすると怖いもんです。

小さな頃は時間というものは永遠。そう信じて疑わないと同時に、自分も大人になるのかな、なんて思っていたものです。

その日からは、またやろう、時間があったらやろう、次の機会に、今日はいいや、また会った時にしよう。
そういう考えは極力やめて、
今できることはこれ、今あるチャンスは今生かしたい、今日やっておこう、今伝えよう!
に変化し始めました。

20代後半、私の人生は誰がコントロールしているわけでもなく、私が自由に描けるはず。
私の意思次第でなんだってできるんだ。
できないことなんてない。そう信じることにしました。

就労、睡眠以外の1日8時間の使い方が勝負、と思っているのもこの頃から。
心が無意識になると、自らの意識的な選択ではなく、なんとなーく好きなおやつに手を出し、なんとなーくジムをさぼってごろごろして、なんとなーく気分が乗らないから習い事を休み、今は面倒だから〜と準備をせずに翌日焦り、とりあえずテレビでもつけてみよう〜!
と流れてしまうわけです(笑)今でも毎日これと戦っています。
だって明日も当たり前に朝日が昇ることを疑っていないのですから。

しかしこのように無意識に行動が流れていくことは本当に勿体なさすぎる、と私は思っています。
与えられた8時間というのは、すごい自分になれるかもしれない与えられた絶好のチャンスだというのに。

とは言っても行動を意識化し、8時間を有効に使うことは容易ではありません。
自己規律、(自分への意識)の一言ですね。ただ単に自分に厳しくしていることではありません。
自分を知って、いい塩梅に緩めたり、締めたり。

しかしヨガを学んだこと、学んでいることは、肉体的レベル、精神的レベルで思考と行動の意識化に非常に役立っていることは間違いありません。
言い換えれば私はヨガを学び始めてからようやくまともに生活する、ということに気づかされたのです。
めちゃくちゃで不健康な生活、非生産的でストレスフルな日常から抜け出すことができました。
出会う人間、付き合う人間も大きく変わり始めました。

ヨガはとてもわかりやすい形で私に調和、バランスすることを教えてくれました。
ヨガの本質に触れていけばいくほど、自己の潜在力を最大限に顕在化していく方法に触れることができ、ほんの少しづつですが年を取りながらも進化する自分がいます。

ヨガを学んでいる時間を通して騒がしい社会から生命の静かで聖なる領域に入ることができます。
人間らしさ、を取り戻していくことができます。

人生を変える黄金の8時間、この過ごし方をどうすれば良いのか、具体的に教えてくれたのはヨガでした。
私にとって、幸せなことにもはやヨガを仕事とさせていただき、仕事も何も昔のようなはっきりとした区切りはなくなりましたが。
今日も与えられたギフト(8時間)をどう使おうか、毎日目覚めからわくわくしているのです。

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2019-02-11 | Posted in BLOG