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さまざまなヨガのスタイル(古典ヨーガ編)
ヨガをはじめるにあたって、〜ヨガ、〜ヨーガ、と名前がついているものが多く初心者の方はネーミングの違いに
疑問を感じられることも多いでしょう。
古典のヨーガから近代までさまざまなかたちで発展を遂げあらゆる特徴を持ったヨガが次々と生まれています。
道具を使う、室温を高温にする、決まったシークエンス(ポーズの順番)がある、哲学的思想を重んじる、音楽と融合させる、
独自の呼吸法を採用する、東洋医学の考え方との融合、エクササイズ要素を取り入れる、など。
インドで生まれた古典的なヨーガには体を動かさない(ヨガのポーズを行わない)ヨーガがあることをご存知でしょうか?
これはヨーガの本質が瞑想にあることに理由があります。
呼吸法やポーズではなくその他のあらゆるアプローチで調和した心を培うのです。
古典的なヨーガ
ギヤーナ(ジニャーナ)・ヨーガ(知性・知識のヨーガ)
哲学的思索によって自我を克服する。主に思考することを手段とし調和の心を培うヨーガ。
これは私たちが考える外からのみ得る情報の知識ではない、ということを前提に知識のヨーガと呼びます。
指導者からの導き、聖典を読む、気づきを得る、考える、
その繰り返し繰り返しによって真実の自己に直接目を向けます。瞑想や深い自己観察をします。
カルマ・ヨーガ(行為のヨーガ)
インドでは古来より人の行いは善くても悪くても何らかの結果を残す、と考えられています。
その生じた結果をカルマといい、またこの行いもカルマという。
無執着の行為、無私の行為によって心の調和を培います。
日常の仕事、生活態度、人間関係、さらには思考、
これらを通して奉仕することを苦悩からの解放の修行として捉えます。
バクティ・ヨーガ(信愛のヨーガ)
感性、情緒的、また信仰的なヨーガ。
讃歌やお祈りなどを通して神に信愛を捧げることで調和の心をもたらします。
身近にいる愛する人、大切な人、そして美しい自然のあらゆるものに対して献身的な
愛や行為を捧げるように。
ラージャ・ヨーガ(王のヨーガ)
心統一を説くヨーガ。
ラージャ・ヨーガの経典として有名なパタンジャリ編纂ヨーガ・スートラに記述される
実践面の以下の八つの修行段階が有名。
ラージャヨーガの理論面においてはサーンキャ哲学が説かれる。
インド史においてヨーガの起源はあらゆる説がある中、ヨーガスートラでは心統一の方法を体系的に説かれている。
1.禁戒(ヤマ) 日常生活の中で行わない方が良いこと
2.勧戒(ニヤマ) 日常生活の中で行った方が良いこと
3.坐法(アーサナ) 快適で安定した姿勢をとること
4.調気(プラーナーヤマ) 理想的な呼吸を行うこと
5.制感(プラティヤハーラ) 感覚を制御、コントロールすること
6.集中(ダラーナ) 集中を行う努力をすること
7.瞑想(ディヤーナ) 集中が自然に深まっている状態
8.三昧(サマーディ) 集中の対象と調和している状態
おまけ
「ヨガ」と呼ぶべきか、「ヨーガ」呼ぶべきか
これは外国から伝わった言葉の問題でどのように発音するのがよりオリジナルに近い正しい発音となるのか、
というところに答えがあります。
あらゆるヨガの文献を多数翻訳しておられる大阪大学名誉教授、文学博士、佐保田鶴治氏(1899-1986)は
1970年代にヨーガと伸ばして発音することが正しいと語り、それを広めました。
うちの夫をマイケルと呼ぶか、マイコーと呼ぶか、はたまたマイコゥと呼ぶか。
言いやすいようにどうぞ。オリジナルの英語の発音はカタカナ表記できませーん。
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