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さまざまなヨガのスタイル（近代ヨガ編）

昨日は古典ヨーガと呼ばれるものについて書いてみました。
ヨガの種類っていろいろあるなぁ、何が違うんだろう、という方に少しでも参考になればと思います。

〜ヨガ、と名前がついているヨガはそのヨガのもつ特徴的な独自メソッドを開発した創始者の名前であったり、
ヨガの哲学的思想から象徴される言葉であったりとさまざまです。

例えばホットヨガの元祖ともいえるビクラムヨガは室内を高温多湿にしてアーサナを行うという特徴を持ち
創始者であるビクラム・チョードリーの名をとりビクラムヨガと名付けられている。

アイアンガーヨガは解剖学や心理学を基に、ポーズの一つひとつが骨格や筋肉、内臓などにどう影響するのか、実に緻密で計算されています。
また「プロップ」と呼ばれる道具を使うことも特徴。ベルト、ブロック、ブランケットなどを利用し、体の固い人の動きをサポートしより正確な完成ポーズを作り上げます。
これもまた創始者であるB.K.S.アイアンガー氏の名前が付けられている。

Sri K. Pattabhi Joisにより確立、普及されたヨガであるアシュタンガヨガ。
パワーヨガやヴィンヤサヨガの原型ともいわれている伝統的な流派のひとつ。体の中に熱を作り出し消化と解毒を促すほか、
ヴィンヤサ、呼吸、ドリスティにより集中を高め瞑想的な流れを生み出すシステム
これはラージャヨーガの教典ヨーガスートラに記されている実践面にあたる八支則（アシュタンガ）から名前がついている。

これらはほんの一例でその他まだまだ現代のヨガに影響を与える素晴らしいヨガのメソッド、流派は多数あります。
古典ヨーガに独自のメソッドを付け加えたり、また省いたり、現代人の生活に合わせたり、エクササイズ的要素のみを取り上げたり、
世界中のさまざまなヨガの先生が今日もまた新たなヨガの流派を作り出しているのです。
わかりやすく言うとバッグや靴にブランドがあるように、まさにヨガにあらゆるブランドが生まれているという感じでしょうか。

しかし誤解が生じてはならないのはヨガというものは本来ひとつ、なのです。

どんなヨガからはじめたとしても日々のストレスから解放され、心身ともに健やかに私らしく輝けるのが正しいヨガの練習の結果だと思います。
しかし私個人的には、脈々と受け継がれる古典ヨーガの教えをしっかりと学び、それらを実践の軸とし正しくヨガを伝えられているクラスというのは
まさに単なる運動ではない、心の平静が得られるホリスティックな健康法となるのではと考えています。
現代にマッチした目新しいメソッドもいいですがヨガの古典文献をじっくり読み込み私は正しいヨガを正しく伝えられているのか、と考える。
そして実践する。

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