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ハリドワール到着〜リシケシ1日目

2016年GWヨガの聖地を訪れる旅・リシケシへ

日本に帰ってきてからここ数日夫が何度かこう呟く。道に牛がいない、猿がいない・・・、静かすぎる、歩いてても人が喋りかけてこない。どうしよう、日本がすっきりしすぎてる?なんて。確実にインドを恋しがっています。牛のような大型動物が人間と共存している社会を目の当たりにして動物好きの夫の心はインドでかなり癒されたようだ。人間がまるで地球の主役かのように振舞っている現代社会に対して疑問を抱いている人なので牛様優先の社会がなんとも新鮮で心地がよかったようです。

さて、急行列車の旅を終えいよいよハリドワール駅に到着します。下車する頃には気温も最も上がる時間帯になっていますのでインドのからりとした暑さを肌で感じます。しかし覚悟していたほどの暑さではなくほっとしました。

ハリドワールでは下車する人も多く混雑します。ホテルの方の迎えもスムーズで一安心。ウェルカムの花輪をひとりひとりかけてもらいます。私の大好きなマリーゴールド!インドでお祈り、儀式、神聖な場所に欠かせないお花です。エネルギッシュで黄金に似たヴィヴィッドなオレンジ色はインドの国によくお似合い。
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ここからがヒマラヤ山岳地帯への入口となります。シヴァ神の聖地ハリドワールを抜けて一路リシケシへ。
リシケシに入りホテルはもうすぐそこ、というところで小さなハプニング。細い道を抜けてのホテルですがそこにツーリストカーが道の脇に駐車しホテルチャーターの大型バスが通れません。車の持ち主も近くに見当たらず疲れ切ったなかでとうせんぼ状態の待ちぼうけ。ホテルまで歩いても5分少々、皆さんにはホテルまで先に歩いて頂くことになり私はバスに残って皆さんの荷物の見張り番を。こちらの判断は21個のスーツケースをオートリクシャに積み込んでホテルへ運ぶ、ということになりひとつひとつ荷物を降ろしていきます。そこで牛さんがのそりのそりとスーツケースを狙ってやってくる。
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優しい牛さんのことだから何も起こらない、とは分かっているのですが万が一のことがあってもスーツケースだけは守らなきゃ!私と夫は間違いなくびびっています。なにせ大型ですから、こんな立派な角もはやしてはるし。ちょっと怒ってそうだし。
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事なきを得て荷物も人間もみんな無事にホテルに到着。それぞれおひとり一部屋に落ち着きひとやすみ。腹ごしらえをしたりお昼寝をしたり。
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夕方に行われたリシケシでの初めてのクラスは内藤が担当させていただきました。ヨガの聖地で恐縮です。到着後の疲れ切った身体と興奮した神経を整えるマイルドなプラクティスです。ヨガホールから覗くヒマラヤがやはり格別です。
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そしてリシケシ最初のディナーは北インドのターリーを食すべくガンジス川ビューのレストランへ。初めてリクシャーを体験する方も多数でまるでアトラクションのように楽しんでおられた笑顔が印象的。
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金属製のお皿に何種類も盛られたおかず。ヒンドゥー教は不殺生を旨とするため肉は一切使われていないベジタブルターリーです。ベジタブルプラオ(米)、豆と野菜のカレー、サラダ、激辛の漬物のようなものアチャール、その他野菜のカレー、酸味のきいた白いカレー、ヨーグルトに刻んだ野菜などがはいるライタ、マサラ味のスパイシーなおかず、全粒粉のチャパティ、そして激甘のデザートグラブジャムーン。本場ですね〜、ヒーヒーハーハー言いながら頂きました。私の前回のインド滞在はヨガアシュラムですのであまり辛いお料理は正直体験していないのです。(私は辛がりですのでこのターリーは他に比べるとまだそこまで辛くはないかも、と思います。)

インド料理の奥深い味わいはスパイスのなせる技。消化促進効果、熱冷ましの効果、キッチンファーマシーという薬としての効能も担いその土地で培われた知恵が凝縮された食文化。主なスパイスとしてクミンシード、マスタードシード、コリアンダーシード、フェネグリークシード、クローブ、カルダモン、ブラックペッパー、ターメリック、カレーリーフなど。消化促進作用が高いものが多いです。旅行中はお腹の調子もすっきり、と言われている方も多かったのもきっとマサラ効果が大きいのでしょうね。

ちなみに今回の旅では最も恐れていたひどいデリーベリー(DELHI BELLY)にかかった方はいらっしゃらなかったようです。デリーベリーはいわゆるインド(デリーの地名をいれて)でひどくお腹を壊した下痢、食あたり状態をいう表現。韻を踏んでデリーのお腹って意味。オーストラリアではみんなそう呼んでるんだって。ちょっとそのネーミング失礼と違いますか!

続く・・・
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2016-05-08 | Posted in BLOG